折版屋根で起きた雨漏りについて

飯田市の新規のお客様、「雨漏り、雨漏り診断士、原因調査、飯田市」等のキーワードで当店のＷＥＢサイトを検索して定期的に更新をしているコラムを見に来て頂きありがとうございます。

「もしかしたら雨漏り!?」天井、床、窓枠に普段見た事がない現象が起きていたら…それは雨漏りかも!?雨漏りを放置する事はお客様自身のお宅を傷めてしまう事につながってしまいます。このコラムは雨漏りにつながる実情や事象を発信しているものになります。リフォーム、リノベーションを行う場合であっても雨漏りの浸入となる原因が特定できていないと先には進められません。安易な考えで修理を行ったとしても雨漏りを止めることが出来ない事実も紹介していきます。

◎通常の雨水の浸入口はボルトからが多い

今回の雨漏り起きたのはプレハブ構造の建物になります。雨水が確認されたのは鉄骨柱の表面を流れ落ちたことから気づかれました。天井材の一部や床の巾木等も長い間の雨水浸入によりカビや変形等が起きていました。　

屋根は折版屋根になります。しかもボルト貫通の緊結方式の屋根材になります。

下の画像を参考に確認をお願いします。

この屋根材での雨漏り事故事例の多くが、屋根材を貫通しているボルトより雨水浸入が起きることが確認されています。緊結をしている部材はナット、山座金、フェルトパッキンになりますが、長い間にフェルトパッキンの止水性能の低下や緩み等で雨水が浸入します。

屋根を塗装する際に行うこととしてボルトキャップをかぶせることがありますが、施工を間違えると雨漏りが止まらないこともあります。塗装を行う工程や使用しますシーリング材の充填状況で変わってきます。

今回最初に雨水浸入が起きた時にキャップをかぶせて対応をさせてもらいましたが、再度雨漏りが同じ場所より起きてしまったことから、既存の天井材をめくり、更に下地の構造等を確認させてもらい結果わかったことは鉄骨（C形鋼）の中を雨水が入り込んでいました。

○下地を伝わる雨水は外壁の外から…

屋根の下地になるC形鋼の下地ですが、屋根の端から端の中で2本つなぎになっていました。雨漏りが起きたのは建物の中央部の柱の部分でつないでいました。その部分から雨水が柱を伝わり室内側に落ちていました。

タイトフレームの緊結部のボルト部分からの雨水の浸入跡は、今回は確認出来ませんでしたが、今の屋根の状態では行っておく必要性はあったと…お客様には理解を頂きました。お客様にも今回起きた雨水の浸入口について確認をしてもらいました。次の画像を確認してもらいましたが、降雨量や風向きによってはわずかな隙間であっても鉄骨の中へ雨水は浸入してしまう事がわかりました。

●屋根の下地の鉄骨の小口をカバーしたら解決する

今回の結論としては外壁から出ているC形鋼をかぶせてしまい、雨水が浸入できない状態を作れば、長年の雨漏りは止まると考えます。

□まとめ

今回の雨漏りの検証ですが、天井をめくっての確認ができたとしたら早期の解決が出来たと考えます。検証を行う範囲を広げて考えることも今後の課題として考えて行くことも必要になると思いました。外部の鉄骨下地のカバーが出来た後で雨水浸入が止まり次第、天井材を納めて行きたいと思います。

◇雨漏り診断士からお客様へ
お客様の疑問！
「雨漏りが起きるのはなぜか？」
「住宅の雨漏りの昔と今の違いは何か？」
「住宅の時代変化で雨漏りの場所が変わってきた」
「雨漏りの原因は雨仕舞の不備」
「雨漏りは簡単には直す事が出来ない」
「雨漏りの原因、浸入口を探さなくてはいけない」

雨漏り診断士がお客様の住宅や建物を雨漏りから守る為に、このコラムでは雨漏りが起きる危険個所や実際に雨漏りが起きた事例等を詳しく紹介、原因や予防策を詳しく解説する中で、お客様には雨漏りの危険性を知ってもらい、雨漏りから住宅や建物を守る為の知識の場になります。

雨漏り110番飯田店
雨漏り職人　宮下　隆行　（雨漏り診断士　登録 22-0127）
宮下板金工業有限会社　代表取締役　宮下　隆行
住所　〒395-0821　長野県飯田市松尾新井5688-1
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