飯田市、下伊那、長野県の新規のお客様、「住宅、建物、雨漏り、劣化、欠陥、雨漏り診断士、原因調査、飯田市」等のキーワードで当店のWEBサイトを検索して定期的に更新をしているコラムを見に来て頂きありがとうございます。

「もしかしたら雨漏り!?」天井、床、窓枠に普段見た事がない現象が起きていたら…それは雨漏りかも!?雨漏りを放置する事はお客様自身のお宅を傷めてしまう事につながってしまいます。このコラムは雨漏りにつながる実情や事象を発信しているものになります。リフォーム、リノベーションを行う場合であっても雨漏りの浸入となる原因が特定できていないと先には進められません。安易な考えで修理を行ったとしても雨漏りを止めることが出来ない事実も紹介していきます。

◎下り棟から入る雨水の浸入は防げていない…木下地の腐れ(化粧スレート、コロニアル)

まずはこちらの写真をご覧ください。

屋根下り棟の鋼板をめくったらこの状態。この部分が大きく腐っているのがわかると思います。

次の写真2枚を見て下さい。

2枚とも棟用の木下地(ヌキ18×90)が湿り腐っている状況がわかるかと思います。この状態が意味する事は…このような修理を行っている理由として風で鋼板の棟板が飛んでしまったか!?下り棟(隅棟)からの雨漏り!?が考えられて両方ともそのような理由で修理をする事が多いです。

さて、この屋根は化粧スレートと呼ばれる屋根材で約90㎝×45㎝程度の大きさの板を重ね葺して行く工法で、棟部は材料を斜めにカットして雨水が段差部を伝わり棟包みの中に入るのを防ぐための対策として行います。その後に木下地を屋根材に貫通する形で留めて行き、鋼板で加工した棟板をかぶせて完了となります。

切り欠きをすれば問題がないわけでもない様です。現実には木材の裏面から吸水が起きて木が腐り、棟板が飛ぶ事態になっている訳です。切り欠きの幅をどこまでするのが良いのか?屋根材を葺く際に残りの状態により変わって行きます。

○鋼板屋根でも誤った施工をしたら雨漏りは起きる(横葺き屋根、鋼板屋根)

次の写真を確認願います。

写真の解説の通り、こちらの鋼板屋根でも雨漏りが起きてしまい、疑われます部分にシーリングに使うバックアップ材を詰めてありますが、雨水の浸入は防ぐことが出来てはいません。鋼板製の横葺き屋根も化粧スレート屋根と一緒で段差部のハゼを伝わり、雨水は棟部の方に入って行きます。

基本雨水は素直に上から下へ流れ落ちる場合がほとんどですが…風の影響で棟部の方に伝わる事があります。伝わる雨水が棟部の合わせ目まで到達しない様に屋根材のハゼの返しに切込みを入れておき、木下地をもう一段増やして立ち上がりを作ることを行います。

今回の場合は、木下地を屋根材に貫通する形で取り付けられている可能性から雨水が浸入して室内の天井材を濡らしてしまったようです。根本的な間違いから起きた雨漏りになっていました。

□まとめ

施工に関してはどんな仕上がりの屋根材であっても急所となる下り棟については、雨の流れ方や風の吹き方を考えた上で施工をすることが必要になります。出来ることなら一次防水となる屋根材で防ぐことを第一に考えて行くことが必要だろうと思います。防水紙のみでは止めることは不可能に近いと考えます。外壁と同様に通気工法のような考えで屋根を葺くことが可能であれば雨水の浸入についても安心が出来るかもしれません。

◇雨漏り診断士からお客様へ
お客様の疑問!
「雨漏りが起きるのはなぜか?」
「住宅の雨漏りの昔と今の違いは何か?」
「住宅の時代変化で雨漏りの場所が変わってきた」
「雨漏りの原因は雨仕舞の不備」
「雨漏りは簡単には直す事が出来ない」
「雨漏りの原因、浸入口を探さなくてはいけない」


雨漏り診断士がお客様の住宅や建物を雨漏りから守る為に、このコラムでは雨漏りが起きる危険個所や実際に雨漏りが起きた事例等を詳しく紹介、原因や予防策を詳しく解説する中で、お客様には雨漏りの危険性を知ってもらい、雨漏りから住宅や建物を守る為の知識の場になります。

雨漏り110番飯田店
雨漏り職人 宮下 隆行 (雨漏り診断士 登録 22-0127)
宮下板金工業有限会社 代表取締役 宮下 隆行

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